どのように下水中のウイルスを検出?富山県立大が検出成功で第2波を防ぐ?

これはコロナウイルス感染対策における大きな進歩かもしれません。

6月16日富山県立大学講師らが、採取した下水からウイルス検出に全国で初めて成功しました。ウイルスを検出することにより感染拡大の予兆などを掴むことが出来る可能性があるとのことです。

今回は、下水にウイルスがどのような経緯で検出されるようになるか、ウイルスの検出方法などについて調べてみました。

全国初!!富山県立大学が下水から新型コロナウイルスを検出

 

報道内容によると、下水の中に含まれるウイルス量を検出することで、感染状況の把握や、感染第2派の兆候を予測できる可能性があるとのことです。

この記事を読んで疑問に思ったのが、

「下水中にどのような経緯で新型コロナウイルスが含まれるのか」

「なぜ全国で初めて新型コロナウイルスが検出できたのか」

疑問に思ったので調べてみました。

 

どのような経緯で下水中にウイルスが含まれる?感染者の排泄物からウイルスが検出

第2波の兆候を捉える方法の一つとして、海外で注目されているのが「感染者の排泄物(はいせつぶつ)に由来するウイルスの量を調べる下水道のモニタリング」であるそうです。

感染者の排泄物からは一定のウイルス量が検出されるので、下水に含まれる量から感染者数の増減の傾向を予測出来るのではないかという方法になるようですね。

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米イェール大学の研究チームは、2020年3月19日から5月1日まで、人口約20万人の下水を処理する米コネチカット州ニューヘイブンの下水処理場で下水汚泥試料を毎日採取し、新型コロナウイルスのRNAを抽出。下水汚泥に含まれる新型コロナウイルスのRNAの濃度と、この地域で確認された新型コロナウイルスの感染者数や入院患者数とを比較した。 「メドアーカイブ」で5月22日に公開された未査読の研究論文によると、下水汚泥に含まれる新型コロナウイルスのRNAの濃度は、時間差があったものの、新型コロナウイルス感染症の流行曲線や地域の医療機関の入院患者数と高い相関が認められた。

この方法で確実に検出が可能になれば、下水からなのでもちろん感染者の特定は出来ませんが感染者の数は過去のウイルス量などからも特定できそうですね。

これまでは2週間前の感染状況しか分からなかったですが、もっとリアルタイムで感染状況がわかるようになるのでしょうか?

こちらについては医療機関から感染者報告数が増加する7から10日前にも検出が確認出来ているそうで感染者に対するPCR検査を行うよりも、より早くウイルスの感染状況を察知出来る可能性があります。

 

なぜ全国初のウイルス検出を可能にしたのか?

こちらについてはいまのところはっきりした情報はありませんでした。

下水に含まれる新型コロナウイルスを検出する研究を行っているチームが全国に25箇所で行われていましたが、いまのところウイルスを検出できたのは富山県立大学のチームのみとなっています。

検出方法は明らかになっていませんが、この方法を全国で用いることにより感染流行の第2波に迅速に対応できるようになれば良いなと思います。

 

まとめ

今回は全国で初めて下水からコロナウイルスが検出されたニュースについて調べてみました。分かったことは、

・感染者は排泄物や便からコロナウイルスが検出される。下水のウイルス量から感染者数を推測可能。

・医療機関の感染者報告よりも以前にウイルス感染状況を察知することが出来る可能性がある

現在のPCR検査ではなかなかリアルタイムでの感染状況はわかりづらいので、こういった方法が確立されていくとより感染対策をとりやすくなりそうなので研究を進めてもらいたいです。今回は以上です!

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